ONVIF(オンビフ)とは?

 
ネット上にある情報をまとめてみました。下記内容はあくまで弊社のまとめですのでご了承の上ご確認ください。

 

 ONVIF(オンビフ)とは?

ONVIF(Open Network Video Interface Forum)とは、Axis(スウェーデン)、Bosch(ドイツ)、Sony(日本)が立ち上げたネットワークカメラインターフェース規格標準化フォーラムのこと。

2018年9月時点では、476社ONVIFフォーラムに参加している。
我らが知っている大手メーカーだと、ソニーの他、キヤノン(Canon)、パナソニック(Panaconic)、FUJIFILM、JVC(JVCKENWOOD)、三菱電機などがある。(計測器ソフト屋としては、MOXA、横河もあるのがちょっと嬉しい所)

 

 ONVIFの目的

ネットワークカメラ、ネットワークレコーダーの規格と統一して、より利用しやすくする事を目的としている。

・全ての企業や組織へネットワーク製品の規格をオープンにする
・ネットワークを用いるセキュリティ製品の通信規格を標準化する
・メーカーに関係なく相互運用を可能とする

インターフェースを規格化してオープンにすることでONVIF準拠した製品との連携が容易になるって事ですね。機器選定の幅が広がり、自由度が増すのでメーカー、利用者双方にメリットがありますね。

 

 ONVIFが提供するサービス

サービスを提供するネットワークカメラをNVT(Network Video Transmitter)、サービスを利用するクライアント側をNVC(Network Video Client)と呼んでいる。
サービスでは、カメラの動的な発見や、カメラ情報の取得や設定、光学制御、PTZ(Pan、Tilt、Zoom)制御、イベント検知などのインターフェースを定義している。次のサービスを提供している。

サービス一覧は多いので、ざっと見たら次に進むのをお勧めします。

デバイスサービス 各Webサービス (Analytics, Device, Event, Imaging, Media, PTZ) を提供するWebアドレス、オプション機能のうち実現されているもの、ネットワーク設定、システム情報、バックアップ/リストア、ファームアップデート、ログ、リブート、WS-Discoveryに関する設定、セキュリティーポリシー、ユーザー設定、証明書、入出力端子
以上に関する情報取得、設定、制御を行う。
イメージングサービス 逆光補正、ブライトネス、彩度、シャープネス、コントラスト、露出、フォーカス、IRカートフィルター、ホワイトバランス、ワイドダイナミックレンジ、防振、暗部補正、霞み補正、ノイズリダクション、これらのプリセット機能 以上に関する情報取得、設定、制御を行う
メディアサービス ビデオソース、ビデオエンコーダー、オーディオソース、オーディオエンコーダー、Video Analytics、メタデータ、オーディオアウトプット、オーディオデコーダー。これらの設定を行う。
上記のリソースをグループとして管理するプロファイルの設定を行う。プロファイルでは上記に加えてPTZ情報も管理する。PTZの設定自体はPTZサービスで行われる。
ストリームの開始、停止(ストリーミングプロトコルはRTP/RTSP/RTCP)
スナップショットイメージの取得
ビデオソースに対して映像回転、レンズ情報、方位、ビデオソースモードの設定
イベントサービス WS-BaseNotificationフレームワークを利用したイベントハンドリングの仕組みを提供する。
ONVIF独自規格として、Real-time Pull-Point Notification interface, Notification streaming interfaceを定義している。
PTZサービス 絶対座標 (Absolute position)、現在位置からの移動 (Relative translation)、速度ベクトル (Continuous velocity)、絶対速度 (Speed) による座標系を定義し、各々の座標系により移動制御する仕組みを提供。
プリセットポジション、ホームポジション、プリセット巡回の設定
PT動作時の映像反転の設定
座標系の反転の設定
ビデオアナリティクスサービス Analyticsモジュール(動体検知や不動体検知などのオブジェクト検出モジュール)の設定と出力される検出結果(Scene descriptionと呼ぶ)のフォーマットを定義している。
Analyticsモジュールの出力結果を分析して禁止領域への侵入検知や通過検知を行うモジュール(Ruleモジュール)への設定
DeviceIOサービス Deviceサービス、Mediaサービス、Media2サービスに重複する機能がある。
ビデオソース、ビデオアウトプット、オーディオソース、オーディオアウトプット、外部入出力
シリアルポートの設定とデータの送受
Recording Control、Recording Search、Replayサービス これらのサービスを合わせてProfileGと称され、内部・外部メディアへの映像や音声、イベントの保存、それらの検索、再生を行う
Device discovery WS-Discoveryプロトコルを利用してNVCがNVTを発見する。
Advanced Securityサービス Deviceサービスに一部重複する機能があるが、仕様の曖昧さを改善し、一部機能が拡張されている。
keystoreによる鍵、証明書、証明書パス、CRL(証明書失効リスト)の管理
TLS(サーバー認証、クライアント認証)、802.1X
PKCS#8、PKCS#12による外部で生成された鍵や証明書のインポート
Thermalサービス サーマル機能に特化したサービスで、色温度のカラー(ColorPalette))、温度が高い領域の白黒表示(Polarity)、不均一性補正(NUCTable )、冷却(Cooler)に関する情報取得、設定、制御を行う
Provisioningサービス PTZ、ローテート、フォーカスの制御を行う。PTZサービスと異なり、耐久的に駆動回数に制限があるカメラなど、設置時の設定を行うことを想定している。
セキュリティサービス Securityに関してはWebサービスではなく、トランスポートレベルとしてTLS1.0が必須となり、TLS1.1を推奨している。また、X.509サーバ認証とクライアント認証機能が必須、メッセージレベルセキュリティはWS-Securityで提供となり、これは任意である。

 
こう見てると、多摩川精機製のカメラ制御をKDKコマンド行っていたが、PTZサービス対応のカメラでもっとより良い物があったのではないか?と調べてみたくなります。

 

 ONVIFプロファイル

2012年にONVIFプロファイルSが標準化されて以来、2017年にリリース候補とされたプロファイルTに至るまで数多くの規格を発表している。

プロファイル 概要
S IPネットワークに接続された映像機器の通信/制御プロトコルの標準化 2012
C サイト情報、ドアアクセス制御、およびイベントおよびアラーム管理の標準化 2013
G IPネットワークに接続された記録メディア機器(録画機やメモリーカードなど)の通信/制御プロトコルの標準化 2014
Q IPネットワーク内のセキュリティ製品の迅速な検出と基本設定の提供について 2016
A アクセスルール、資格情報およびスケジュールの設定について 2017
T H.265のサポートやONVIFビデオプロファイルの性能を拡大する拡張機能を含む高度なストリーミング機能の標準化 2017 (リリース候補)

 
プロファイルとは、対応しているバージョンのようなものですね。実際にカメラ選定時にはどのプロファイルを使用しているか要確認ですね。

 

 メーカー、機器ごとのプロファイル利用を調べる方法

確認方法はメーカーの取説、仕様などには載っていないのが殆ど。
調査して見たら、ONVIFサイトの以下リンクより確認する方法があったので紹介。

ONVIF対応のカメラ・レコーダー機種などを調べる方法

 

 OnVIFを使用する上での課題

オンビフ規格でも互換性が無い場合もあるとのこと。ONVIFの規格に沿って作ったソフトが、他メーカーのカメラに変えた途端に動かなくなることもあるので注意が必要。

 

 参考URL

ONVIF公式サイト https://www.onvif.org/
ONVIFフォーラム参加社リスト https://www.onvif.org/about/member-list/
ONVI wikiペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/ONVIF